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量産品と異なる部品を使用して検査、三菱電機が低圧遮断機で不適切行為品質不正問題

三菱電機は2021年9月1日、機械装置向け低圧遮断機の一部である「UL489」の第三者機関による工場定期検査において、量産品と異なる部品を使用するなど不適切行為が確認されたと発表した。これらの不正行為は2005年ごろから行われていた。

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 三菱電機は2021年9月1日、機械装置向け低圧遮断機の一部である「UL489」の第三者機関による工場定期検査において、量産品と異なる部品を使用するなど不適切行為が確認されたと発表した。これらの不正行為は2005年ごろから行われていた。

 不適切行為が確認されたのは、三菱電機の福山製作所(広島県福山市)で製造するUL489遮断機の内、NF50-SMU、NF/NV100-SRU、NF/NV100-HRU、NF/NV125-SVU/HVU、NF/NV250-CVU/SVU/HVU、NF/NV400-SWU/HWU、NF630-SWU/HWU、NF/NV50-SVFU、NF/NV100-CVFUの製品。米国の第三者安全科学機関であるUnderwriters Laboratories(以下、UL)による工場定期検査時で用いるサンプル品において量産品とは異なる部品を使用した他、規定条件よりも低い電圧での遮断試験を実施していたことが社内調査の結果判明した。

 三菱電機では不適切行為の発覚後、該当する製品の出荷を停止して、ULへの報告も行った。これと同時に、ULの工場定期検査と同一内容の試験を量産品で実施し、規格に適合していることを確認、ULの承認を受けた上で2021年8月27日までに順次出荷を再開している。

 今後は、三菱電機が2021年7月2日に設置した調査委員会が本件の調査を進める。調査結果がまとまり次第、原因と再発防止策を合わせて公表する予定。

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