コラム
物腰柔らかなタフネゴシエーター、新社長の小島氏は日立をどう成長させるのか:モノづくり総合版メルマガ 編集後記
どんな環境下でも営業利益1兆円を稼げる会社にするという高い目標も掲げており、今後の取り組みがぜん注目が集まりそうです。
物腰柔らかなタフネゴシエーター、新社長の小島氏は日立をどう成長させるのか
先日、日立製作所(以下、日立)の新たな社長兼COOに就任した小島啓二氏のグループインタビューに参加しました。そのインタビュー内容は6月29日に記事公開しているのでご覧いただけているかと思います。
小島氏は日立入社後に研究所に配属された後、米国勤務を経てから中央研究所や日立研究所の所長、CTOなど研究開発部門の要職を歴任。その後、研究開発部門を離れてから、経営に携わるようになりました。大手製造業で最近はあまりない、研究所上がりの社長ということになります。また、これまで小島氏が登壇する会見に何度か参加したことがあるのですが、丁寧な口調かつ物腰も柔らかで、話の内容も研究者出身らしく理路整然としているイメージが強くあります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ≫MONOistメールマガジン編集後記バックナンバー
- 日立の製品が破壊的イノベーションを生み出す未来へ――小島新社長インタビュー
日立製作所の新たな取締役 代表執行役 執行役社長兼COOに小島啓二氏が就任した。小島氏に、Lumada事業の成長を含めた2022年度から始まる次期中期計画に向けての方向性や、上場子会社である日立建機の扱い、研究所出身として経営者が技術を知っていることの重要性などについて聞いた。 - 日立の社長兼COOにLumada立ち上げの小島氏が就任「徹底的にスピードアップ」
日立製作所は、同社 取締役会長 執行役の中西宏明氏の退任に合わせて、社長兼CEOの東原敏昭氏が会長兼CEOに、代表執行役 執行役副社長 社長補佐を務める小島啓二氏が新たに社長兼COOに就任する人事を発表した。「Lumada」の立ち上げに尽力したことで知られる小島氏は、今後の方針として「徹底的にスピードアップしていく」ことを掲げた。 - 「電動化ナンバーワン」のメガサプライヤー誕生、日立AMSとホンダ系3社で
日立製作所と日立オートモティブシステムズ、ホンダ、ケーヒン、ショーワ、日信工業は2019年10月30日、東京都内で会見を開き、サプライヤー4社を経営統合すると発表した。経営統合により、自動車の電動化や自動運転技術の分野で競争力の高いソリューションを提供すべく、リソースを確保する。 - 日立が日立化成と画像診断事業を売却、MHPSの保有株式も三菱重工へ譲渡
日立製作所が日立化成と画像診断事業を売却する。三菱重工業との間で係争になっていた三菱日立パワーシステムズ(MHPS)の南アフリカプロジェクトに関する和解成立を受けて、日立が保有するMHPS株式を全て三菱重工に譲渡することも発表した。 - 日立の“ライフ”の一員にすぎない自動車部品事業は復活できるのか
なぜかモビリティセクターには入れてもらえなかったようです。