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軸受に関わる設備トラブルをリモートで解決する技術支援サービスを開始:FAニュース
NTNは、軸受に関わる顧客をリモートでサポートする技術支援サービスを開始した。従来の電話、メール対応、直接訪問対応に同サービスを併用することで、迅速に設備の安定稼働、早期復旧に貢献する。
NTNは2021年6月11日、軸受(ベアリング)に関わる顧客をリモートでサポートする技術支援サービスを開始したと発表した。従来の電話、メール対応、直接訪問対応に同サービスを併用することで、迅速に設備の安定稼働、早期復旧に貢献する。
技術支援サービスでは、軸受に関する相談や問題解決、NTNポータブル異常検知装置による軸受診断、NTN商品の取り扱い説明などを実施する。
設備や軸受の状況をウェアラブル端末などを用いて確認し、リモートで技術サポートを提供する。NTNリモートサービスセンターの技術者が情報を解析し、適切な対策提案などを実施し、問題の早期解決を図る。
ネットワーク環境さえ確保すれば、自然災害などの緊急時も対応できる。顧客が通信端末を操作することで、関係者以外の立ち入りが禁止されているエリアもサポートできる。
国内では同年4月よりサービスを開始。今後は、経済発展が著しく、設備の安定稼働が一層求められる新興国などでの展開も予定している。
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