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トルコの空調機生産拠点に約20億円を投資、需要増加のエアコンなどを増産:工場ニュース
三菱電機は、トルコの空調機生産拠点の生産体制を強化する。欧州、トルコで需要増加が見込まれる、ルームエアコンとヒートポンプ式暖房、給湯機を増産、新規生産することで、両製品の年間生産台数を合計100万台に増強する。
三菱電機は2021年5月27日、トルコの空調機生産拠点、三菱電機エア・コンディショニング・システムズ・マニュファクチャリング・トルコ(MACT)について、ルームエアコンとヒートポンプ式暖房、給湯機「Air To Water(エア・トゥ・ウォーター)」の生産体制を強化すると発表した。約20億円を投資する。
欧州およびトルコでは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う在宅時間の増加で、ルームエアコンの新設や増設のニーズが高まっている。また、脱炭素政策により、化石燃料を使用するボイラー式に代わり、省エネ性が高いヒートポンプ式暖房、給湯機の需要が急速に拡大している。
MACTは市場に製品を安定供給するため、ルームエアコンの生産能力を増強し、新たにAir To Waterの生産を開始する。ルームエアコンの年間生産台数は現在50万台だが、増強により、ルームエアコンとAir To Waterを合計100万台生産可能になる。
ルームエアコンの増産は同年10月から、Air to Waterの新規生産は2022年8月から開始する。生産体制強化にあたり同社では、設備に省エネ性能が高い機器を採用し、工場内の運搬機器の電動化を推進するなど、環境保全にも努める。
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