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高精度な造形を可能とするLCD方式光造形3Dプリンタ「Foto 6.0」「Foto 8.9」:3Dプリンタニュース
APPLE TREEは、LCD方式光造形3Dプリンタ「Foto 6.0」および「Foto 8.9」の販売開始を発表した。工業用のリニアガイドやモノクロLCDパネルを搭載し、精度の高い造形物を作成できる。
APPLE TREEは2021年4月23日、LCD方式光造形3Dプリンタ「Foto 6.0」と「Foto 8.9」の販売開始を発表した。販売価格(税込み)はFoto 6.0が4万7300円、Foto 8.9が8万8000円だ。
Fotoシリーズは、モノクロLCDパネルを採用。光量を均一に保ち、輝度ムラが発生しにくい仕様となっているため、高精度な造形物を作成できる。造形速度は、Foto 6.0が1時間当たり10〜30mm、Foto 8.9が同10〜50mmで、他社のLCD方式光造形3Dプリンタよりも約2〜3倍速く造形できるとする。
Foto 6.0とFoto 8.9は、造形サイズ、LCDパネル、工業用のZ軸リニアガイドの仕様がそれぞれ異なる。造形サイズはFoto 6.0が130×82×155mm、Foto 8.9が192×120×200mm。LCDパネルは、Foto 6.0が2Kモノクロパネルを、Foto 8.9が4Kモノクロパネルを採用する。Z軸リニアガイドは、Foto 6.0はシングルのリニアガイドを、Foto 8.9はデュアルリニアガイドを採用している。
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