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ルノーがHEVとPHEVのラインアップ拡充、新型「カングー」も電動化エコカー技術

ルノー(Renault)は2021年5月6日、オンラインイベントを開き、今後のブランド戦略を発表した。

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 ルノー(Renault)は2021年5月6日、オンラインイベントを開き、今後のブランド戦略を発表した。

 2025年までに発売するC、Dセグメントの7車種を全て電動車とし、2030年に販売台数の9割を電動化する。EVを含めた中古車や、バッテリーのリサイクルやアップサイクルについても年間12万台に対応できる体制を整える。また、ブランドロゴであるルノーダイヤモンドを新しいデザインに変更する。2022年から全てのルノーブランドの車両に段階的に導入する。


オンラインイベントでブランド戦略を発表した(クリックして拡大) 出典:ルノー

 2021年は、ハイブリッド車(HEV)「E-TECHハイブリッド」とプラグインハイブリッド車(PHEV)「E-TECHプラグインハイブリッド」のラインアップを充実させる。

 2020年は「クリオ」のHEV、「キャプチャー」「メガーヌワゴン」のPHEVを投入。2021年は「アルカナ」とキャプチャーのHEV、「メガーヌセダン」のPHEVを発売する。2022年には「カングー」にも電動モデルを設定する。CセグメントのSUV向けには、2022年にハイパワー版のHEVを、2024年には四輪駆動でハイパワー版のPHEVを追加する。

 これらのパワートレインはF1の知見を盛り込んでルノーが独自開発しており、ルノー日産アライアンスのプラットフォーム「コモンモジュールファミリー」のCMF-BとCMF-C/Dに対応している。HEVは市街地の走行の最大80%をモーターのみで駆動力をまかなうEV走行が可能だとしている。キャプチャーとメガーヌワゴンのPHEVは最高時速135kmで50kmまでのEV走行に対応。都市部の走行であれば、65kmまでEV走行できる。

 現在、ルノーの欧州における販売の25%が電動モデルで、クリオはフランスでは30%がHEVだという。E-TECHを通じてCセグメントと商用車のシェアを拡大する。HEVとPHEVだけでなく、電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)にも全方位で取り組む。

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