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回転機械の状態を測定、診断できるワイヤレス振動診断器を新開発FAニュース

日本精工は、回転機械の状態を測定、診断できるワイヤレス振動診断器のグローバル販売を開始する。小型計量ながら高機能で、振動測定と診断をより簡単、迅速に実施できるため、設備の安定稼働と保全業務の効率化に貢献する。

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 日本精工は2021年4月7日、回転機械の状態を測定、診断できる、ワイヤレス振動診断器のグローバル販売を開始すると発表した。同年5月10日より国内と中国で販売を開始し、同年10月から欧米、アジアへと拡大していく。2023年度には年間3億円の売上を目指すとしている。

 新開発のワイヤレス振動診断器は、2017年から国内で販売している「Bearing Doctor BD-2」の後継機に当たる。小型軽量ながら高機能で、回転機械の振動測定と診断をより簡単、迅速に実施できるため、設備の安定稼働と保全業務の効率化に貢献する。

 Android端末に、振動測定、診断アプリケーション「ACOUS NAVI for ワイヤレス振動診断器」をインストールし、振動ピックアップとBluetooth接続することで同診断器を利用できる。振動ピックアップのサイズは直径48×高さ81mmで、重量は170gとなっている。

 データ処理機能は、FFTアナライザー(周波数分析器)と同等の性能を有する。ACOUS NAVI for ワイヤレス振動診断器アプリに搭載されている「ACOUS NAVI for Bearings」機能を使って、軸受の剥離や傷の診断ができる。

 他にも、振動測定での手動、自動モードの切り替え、軸受精密診断での判定レベルの任意選択や再診断機能を搭載。さらに、診断をより効率的にする管理ソフトウェアが付属している。

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