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パナソニックが中国でCO2ゼロ工場を実現、全世界で7工場目製造マネジメントニュース

パナソニックは2021年4月6日、中国のパナソニック エナジー無錫(以下、PECW)において、中国で当社初となる二酸化炭素の実質的排出ゼロ工場を実現したと発表した。

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 パナソニックは2021年4月6日、中国のパナソニック エナジー無錫(以下、PECW)において、中国で当社初となるCO2ゼロ工場を実現したと発表した。

 パナソニックでは2017年6月に環境における長期ビジョン「パナソニック環境ビジョン2050」を策定。その活動の1つとして、工場の操業においてCO2を排出しない「CO2ゼロの工場作り」をグローバルで進めている。これまでにグローバルで6つのCO2ゼロモデル工場とCO2ゼロショウルームを実現している。

 今回はこれらのノウハウを生かし、中国において同社初のCO2ゼロ工場を実現した。PECWでは、主にリチウムイオン電池、ニッケル水素電池などの二次電池を製造している。

 具体的にCO2ゼロにつなげた施策としては、自動組み立てラインを2018年に導入するなど、工法や工程の革新や先進的な省エネ技術の導入、LED照明の導入などでより少ないエネルギーでモノづくりをするエネルギーミニマム生産を推進した。双腕ロボット主体の自動生産ライン構築で生産性を10%向上した他、AI(人工知能)を用いたスマートEMS自動制御の導入により14%の省エネを実現した。また、各種機器のインバータ化なども行った。

 さらに、太陽光発電システムの導入、I-REC証書の調達、化石燃料由来CO2排出をオフセットするクレジット、屋根貸しスキームの活用などを進めた。これらの取り組みにより、2020年実績で約4.4万トンのCO2排出を実質的にゼロとし、これまでのパナソニックの取り組みの中で最大規模のCO2ゼロ工場の実現へとつながったという。

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