AI画像解析サービスにコロナ対策機能などを追加した新ラインアップを発表:人工知能ニュース
オプティムは、AI画像解析サービス「OPTiM AI Camera」の新ラインアップと、サービスの名称変更、AI統合運用環境サービスの追加について発表した。従来の低価格プランに「withコロナソリューション」機能を加え、メインサービスとして提供する。
オプティムは2020年10月26日、AI(人工知能)画像解析サービス「OPTiM AI Camera」の新ラインアップとサービスの名称変更、AI統合運用環境サービスの追加について発表した。
近年、クラウドで解析できることが増えてきたため、これまでAI画像解析のエントリー版として提供していた低価格プランの「OPTiM AI Camera Lite」を、同社のメインサービスとして提供する。これに伴い、OPTiM AI Camera Liteは「OPTiM AI Camera」へと名称を変更。料金は、混雑状況を可視化する基本プランが1カメラあたり月額2980円からとなっている(税別)。
従来の「OPTiM AI Camera」は「OPTiM AI Camera Enterprise」に名称を変更し、リアルタイム解析を求める顧客向けに、従来と同じシステム構成や価格体系で提供する。
また、同社が提供してきた画像解析AIモデルの解析、作成、配信サービスをOPTiM AI Cameraのラインアップに追加する。これにより、AI画像解析の準備から解析対象の追加、精度の向上までをトータルでサポートする。
さらに、OPTiM AI Cameraには、店舗や施設などにおいて三密回避と集客を両立する「withコロナソリューション」機能が追加された。「混雑アラート機能」と、各機能表示をWebサイトに埋め込んでデジタルサイネージなどで表示できる「表示埋め込み機能」が新たに加わっている。
同社は、ネットワークカメラベンダー各社との連携強化も併せて発表した。キヤノンやパナソニック、ソニーなどのカメラと「OPTiM AI Camera」との接続確認は実施済みで、今後も確認作業を継続する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 月額1980円でスマホがAIカメラに、オプティムがサービスを拡充
オプティムは、AI(人工知能)画像解析技術で各業界特有の課題解決を実現するパッケージサービス「OPTiM AI Camera」の適用範囲をさらに拡大する新サービスとして「OPTiM AI Camera Lite」「OPTiM AI Camera Mobile」「OPTiM AI Creator」を発表。これらの新サービスは2019年度内をめどに提供する計画だ。 - 10業種に対応する画像解析AIサービス、300種以上の学習済みモデルをプリセット
オプティムはAI(人工知能)画像解析技術で各業界特有の課題解決を実現するパッケージサービス「AI Camera」をはじめとする4つのAIサービスを発表。AI Cameraは、小売や飲食、鉄道などの10業種に対して300種以上の学習済みモデルを適用したメニューを備えており、低コストで早期に実用化できることを特徴としている。 - 枝豆の売価が3倍になるピンポイント農薬散布技術、オプティムが農家に無償提供
オプティムが東京都内で「スマート農業アライアンス」の成果発表会を開催。減農薬による付加価値で枝豆の売価が3倍になった「ピンポイント農薬散布テクノロジー」を無償提供することで、農家にとってリスクのないスマート農業の普及に乗り出すことを明らかにした。 - 国産手術支援ロボット「hinotori」がIoTプラットフォームと連携、AI解析が可能に
オプティムは、メディカロイドの手術支援ロボットシステム「hinotori サージカルロボットシステム」の運用支援などを行うネットワークサポートシステムのプラットフォームである「Medicaroid Intelligent Network System(MINS)」を、メディカロイド、シスメックスと共同開発したと発表した。 - 医療用AI、IoTプラットフォームを開発、運営する新会社を共同で設立
シスメックスとオプティムは、共同で「ディピューラメディカルソリューションズ株式会社」を設立した。新会社では、医療情報をシームレスに連携する医療用のAI、IoTプラットフォームやデジタル医療ソリューションを開発し、運営していく。 - 川崎重工とオプティムが業務提携、精密機械におけるAI活用などが狙い
川崎重工業とオプティムは、精密機械およびロボット分野のAI、IoT活用に関して業務提携の覚書を締結した。両社それぞれの強みを生かしながら、AI、IoT関連の新たなビジネスソリューションを早期に開発し、グローバル展開を目指す。