月額1980円でスマホがAIカメラに、オプティムがサービスを拡充:人工知能ニュース(1/2 ページ)
オプティムは、AI(人工知能)画像解析技術で各業界特有の課題解決を実現するパッケージサービス「OPTiM AI Camera」の適用範囲をさらに拡大する新サービスとして「OPTiM AI Camera Lite」「OPTiM AI Camera Mobile」「OPTiM AI Creator」を発表。これらの新サービスは2019年度内をめどに提供する計画だ。
オプティムは2019年10月18日、東京都内で会見を開き、AI(人工知能)画像解析技術で各業界特有の課題解決を実現するパッケージサービス「OPTiM AI Camera」の適用範囲をさらに拡大する新サービスとして「OPTiM AI Camera Lite」「OPTiM AI Camera Mobile」「OPTiM AI Creator」を発表。加えて、小売店舗にタブレット端末を設置して顧客分析とサイネージによるマーケティングを行える「OPTiM AI Research」と「OPTiM AI Signage」、AI音声解析サービスである「OPTiM AI Voice Recorder」も発表した。これらの新サービスは2019年度内をめどに提供する計画だ。
OPTiM AI Cameraは、小売や飲食、鉄道など11業種に対して、300種類以上の学習済みモデルを適用したメニューを備えており、カメラで取得した画像データの収集と画像解析をによるマーケティング業務支援や、業務効率化、セキュリティ対応などを、月額1万5000円からという低価格かつ早期に実用化できることを特徴としている。
既にさまざまな現場に導入されつつあるOPTiM AI Cameraだが、今後はカメラメーカー7社、VMS(ビデオ管理システム)ベンダー4社と提携しさらなる事業拡大を目指す。同社 社長の菅谷俊二氏は「ネットワークカメラ大手の Axis Communicationsや、VMS大手のGenetecなどがパートナーに加わり、事業を大きく広げていく体制が整った」と語る。
OPTiM AI Cameraの機能拡張としては、ユーザーによるセミカスタマイズや、AIが自動で指定したシーンを抜き出す「AIタグ」、見える化のためのダッシュボードをカスタマイズする機能、サードベンダーのサービスを利用できる「OPTiM AI Marketplace」などがある。「AIの処理をエッジデバイス上で行うエッジコンピューティングの需要が高まっている。より安価にエッジコンピューティングを行えるように、グーグルのエッジAIチップ『Edge TPU』を搭載した『OPTiM Edge』を提供する。性能や用途は限定されるものの、価格は従来比で3分の1くらいになるのでは」(菅谷氏)という。
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