ニュース
プライベート5Gプラットフォームをアジア太平洋地域企業向けに提供開始:製造ITニュース
Verizon Communicationsは、ヨーロッパおよびアジア太平洋地域企業向けに、プライベート5Gプラットフォームを提供する。カスタマイズされたモバイルネットワークを自社のオンサイト内で展開可能になる。
Verizon Communicationsは2020年10月30日、Nokiaとの提携により、ヨーロッパおよびアジア太平洋地域の企業向けに、プライベート5Gプラットフォームを提供すると発表した。
プライベート5Gネットワークは全ての構成要素が同一の施設内に設置され、通信塔および屋内基地局で構成。企業LANとエンタープライズアプリケーションに接続する自己完結型のネットワークだ。
Nokiaの「Digital Automation Cloud」と連携することで、Web上のインタフェースを介してアプリケーションを開発できる自動化イネーブラーを備えたプライベートワイヤレスネットワークソリューションとなる。
製造や流通、ロジスティック施設などを備えた企業が本プラットフォームを活用することで、超遅延性と高速性を生かし、カスタマイズされたモバイルネットワークを自社のオンサイト内で展開可能になる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ローカル5Gが新たなバズワードに、製造業はその可能性を生かせるのか
国内で商用サービスが始まる5G。この5G以上に注目を集めているのが、通信キャリアでない事業主体でも5Gをプライベートネットワークとして利用できる「ローカル5G」だ。このローカル5Gの新市場として製造業の工場が大きく成長することが期待されている。 - プライベートLTEからローカル5Gへ、ドイツの製造業は進化を止めず
脚光を浴びるIoTだが、製造業にとってIoT活用の方向性が見いだしきれたとはいえない状況だ。本連載では、世界の先進的な事例などから「IoTと製造業の深イイ関係」を模索していく。第5回は、ドイツの製造業が期待を寄せる「プライベートLTE」と「ローカル5G」にスポットを当てる。 - ローカル5Gは世界に比べて日本が先行? 2019年11月には免許交付へ
「第2回5G/IoT通信展」の基調講演に総務省 総合通信基盤局 局長の谷脇康彦氏が登壇。「データ主導社会の実現に向けて〜電気通信事業分野における競争ルールなどの包括的検証〜」と題して、電気通信事業分野における競争政策や5Gなど次世代通信サービスについて説明した。 - 工場用のイーサネットって何だろう?
インダストリー4.0や工場向けIoTなどに注目が集まっていますが、そもそも工場内のネットワーク環境は、どのように構築すべきなのでしょうか。本連載では、産業用イーサネットの導入に当たり、その基礎から設備設計の留意点などを含めて解説していきます。第2回ではイーサネットとは何かを紹介します。 - 「OPC UA」とは何か
スマート工場化や産業用IoTなどの流れの中で大きな注目を集めるようになった通信規格が「OPC UA」です。「OPC UA」はなぜ、産業用IoTに最適な通信規格だとされているのでしょうか。本連載では「OPC UA」の最新技術動向についてお伝えする。第1回である今回は、あらためて「OPC UA」の概要と位置付けを紹介する。 - 百花繚乱のLPWAネットワーク、製造業は使いこなせるのか
IoTをつなげるのに最適な、低消費電力かつ広域で利用できるLPWAネットワーク。無線局免許が必要なライセンス系、不要なアンライセンス系を含めて多くのサービスがあり、百花繚乱の様相を呈している。このLPWAネットワークを、製造業は使いこなせるのだろうか。