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25%高速化した自動車製造のプレス工程自動化向けロボットソリューションFAニュース

ABBは、サイクルタイムを25%高速化したプレス工程自動化向けロボットソリューション「IRB 760PT」を発表した。自動車製造においてプレス間の搬送を担い、高速かつ自由度の高いフレキシブルな運用を支援する。

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 ABBは2020年10月14日、産業用ロボット「IRB 760」シリーズのラインアップを拡充し、プレス工程自動化向けロボットソリューション「IRB 760PT」を発表した。

 IRB 760PTは、自動車製造においてプレス間の搬送を担うハンドリングロボット。同じタイプのプレス自動化ソリューションと比較してサイクルタイムを25%高速化し、自由度の高いフレキシブルな運用を支援する。

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プレス工程自動化向けロボットソリューション「IRB 760PT」(クリックで拡大) 出典:ABB

 設計の見直しにより、ロボットとプレス機の間の潜在的な干渉のリスクを排除した。プレスクランプなどの装置との衝突を回避しながら、作業領域全体およびロボットの移動の自由度を確保している。

 最大可搬重量は450kg、リーチは3.18mで、ツールの自動変更機能を備える。また、新たな製品を扱う際には、迅速に適応、再プログラムができ、再エンジニアリングは不要だ。専用のプレス間搬送装置の段取り替えに伴う時間、コスト、中断回数を削減する。

 また、IRB 760PTは、「IRB 760FX」と「IRB 760 Twin Robot Xbar」の基本コンポーネントになる。IRB 760PTとリニアタイプの7軸を組み合わせたIRB 760FXは、大、中サイズのパネルを扱うアプリケーションや部品の再配置、傾斜、部品分離などの特殊工程で柔軟に適応する。

 IRB 760PTを2台組み合わせたIRB 760 Twin Robot Xbarは、10軸による高速タンデム作業が可能。プレス間距離が長い現場に対応し、毎分最大16個の部品を生産する。リニア7軸やTwin Xbarシステムと組み合わせることで、連続プレス加工間でワークの向きを変える必要がなく、ユーザーは利用可能なスペースを最適化でき、自動化装置への投資コストの削減に貢献する。

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