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自律動作型システム向けコンピューティングソリューション、機能安全規格に対応組み込み開発ニュース

Armは、自動車や産業用の自律動作型システム向けコンピューティングソリューションを発表した。安全機能を備える同ソリューションと、他のソフトウェアやツールを組み合わせることで、自律動作型システム向けのワークロードに対応可能になる。

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 Armは2020年9月29日、自動車や産業用の自律動作型システム向けコンピューティングソリューションを発表した。

 同ソリューションは、CPU「Arm Cortex-A78AE」、GPU「Arm Mali-G78AE」、ISP「Arm Mali-C71AE」の3つで構成される。同ソリューションと、他のソフトウェアやツール、システムIPを組み合わせることで、自律動作型システム向けのワークロードに対応可能になる。

 Cortex-A78AE CPUは、前世代品と比較して性能が30%向上。ASIL-D/SIL3までのアプリケーションにおいて、自動車および産業用の機能安全性規格「ISO 26262」「IEC 61508」に準拠する。さらに、Split Lock機能(ハイブリッドモード)が強化されている。

 Mali-G78AE GPUには、新たにフレキシブルパーティショニング機能が採用された。最大で4つの完全独立型パーティションにより、GPUワークロードを切り離すことができるなど、安全面が強化された。また、ハードウェアを隔離しながら、1つの車載アプリケーション内でさまざまなシステムを同時に独立して実行できる。

 ビジョン用ISPのMali-C71AEも安全面の強化が図られ、ASIL-B/SIL2安全機能に求められる各種機能をサポートする。生産ラインの監視やADASカメラシステムなど、ヒューマンビジョンとマシンビジョンの両方に対応。4個のリアルタイムカメラもしくは16個のバッファーカメラに対応可能で、スループットは1.2Gピクセル/秒となった。

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