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検体投入から結果報告までを一元管理する、検査室向けITソリューションを発売医療機器ニュース

シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクスは、検査室にある複数の分析機と、同社の検体搬送システム「Aptio Automation」を一元管理するITソリューション「Atellica Process Manager」を発売した。

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 シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクスは2020年9月30日、検査室にある複数の分析機と、同社の検体搬送システム「Aptio Automation(アプティオ オートメーション)」を一元管理するITソリューション「Atellica Process Manager(アテリカ プロセス マネージャ)」を発売した。

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「Atellica Process Manager」利用イメージ(クリックで拡大) 出典:シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス

 Atellica Process Managerは、検体の投入から前処理、測定、結果報告までをモニタリングし、搬送ライン全体を一元管理する。検査工程に遅れや異常が発生した場合、停滞している検査、異常の状況などをリアルタイムで把握できる。また、分析機や搬送システムのリモートコントロールも可能だ。

 一元管理された検査工程については、検体投入から診療科へのレポート提出までの目標時間(TAT)を設定できる。目標時間を超えそうな時は、事前にアラートが表示され、どこまで工程が進んでいるのかを確認できる。

 同社の分析機を使用した場合、分析機に充填した試薬や消耗品の在庫状況をモニタリングし、補充や交換の時期が近づくと段階的にアラート表示する。補充のタイミングが予測可能になるため、測定に影響の少ない時間に試薬や消耗品を補充、交換できる。

 これまで分析機ごとに集計していた、単位時間の検査件数や分析機の稼働状況などもリアルタイムで集約して表示する。膨大なデータをデジタル化することで、検査室の運営改善につながる。

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