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グローバルのマテハン企業が人材マネジメント基盤を導入、経営効率を改善:製造IT導入事例
電通国際情報サービスは、同社の統合型HCMパッケージ「POSITIVE」を活用し、ダイフクの人材マネジメント、人事給与管理、就業管理を統合するシステム基盤を構築した。
電通国際情報サービス(ISID)は2020年9月9日、同社の統合型HCM(Human Capital Management)パッケージ「POSITIVE」を活用し、ダイフクの人材マネジメント、人事給与管理、就業管理を統合するシステム基盤を構築したと発表した。
マテリアルハンドリング分野のグローバル企業であるダイフクは、中期経営計画で設定した経営効率達成のための取り組みとして、人材マネジメントの強化を目的とした高度なグループ人材管理を目指している。その基盤として、国内のグループ共通の人材マネジメント、人事、給与、就業システムの導入を決定。ISIDのPOSITIVEを採択した。
人事関連システムをPOSITIVEに統一したことで、データの二重登録作業やデータ不整合のチェック作業、就業管理に関する作業を軽減できる。業務の効率化により、関連業務の業務量を約3割削減できた。また、人事関連の申請が全て電子化され、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うリモートワークでの業務遂行にも貢献している。
さらに、国内グループの従業員が持つ専門性や強み、業務経験などの人事データを統合管理する基盤を構築したことで、今後、国内グループ全体での人的資源の有効活用や人材育成を目指す。
同システムは、国内グループ会社を含む従業員約4000人を対象に、本格稼働を開始している。
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