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在宅勤務の指示があっても、管理職はテレワークしにくい?:キャリアニュース(3/3 ページ)
oricon MEが「テレワークに関する実態調査」の結果を発表した。「課長クラス」の73.3%がテレワークを指示、推奨されながら、17.8%が「全く実施していない」と回答。「部長クラス」も同様で、管理職のテレワークのしづらさがうかがわれる。
この「課長クラス」層で、オフィスワークを意向する人に特徴的な理由として「出勤した方がコミュニケーション効率が高いから」(41.8%、全体との差分+21.1)や「勤め先のデスクや機器を利用した方が効率的だから」(36.4%、同+17.4)が挙がっている。
次に、ビジネスチャットツール、Web会議ツールの利用状況を調べた。その結果、ビジネスチャットツールは「Microsoft Teams」(13.4%)、Web会議ツールは「Zoom Meetings」(12.1%)が最多だった。
ビジネスチャットツールの利用状況の特徴として、「Microsoft Teams」は「従業員規模が1000人以上の大企業」で特に利用されていた。Web会議ツールの「Zoom Meetings」は「業種別」の「学校、教育産業」で多く利用されていることが分かった。
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