選べる2つのソルバー、統一感のある新UIで「Ansys Discovery」がパワーアップ:CAEニュース(2/2 ページ)
アンシス・ジャパンは、製品開発の早い段階でシミュレーションを活用し、設計プロセスの効率化、生産性向上を支援する統合シミュレーションツールの最新版「Ansys Discovery 2020R2」に関するオンライン説明会を開催した。
GRANTAとの連携、ジェネレーティブデザインのサポートも
その他の強化ポイントとしては、同社の材料データベース「Ansys GRANTA」(以下、GRANTA)との連携もサポート。GRANTAのライセンスを所有するユーザーであれば、GRANTAの豊富な材料データベースにアクセスし、解析に用いることができる。
また、オートデスクの3D設計ソリューション「Fusion 360」で作られたジェネレーティブデザイン(SDZファイル)をインポートする機能を新たに搭載し、ジェネレーティブデザイン形状と境界条件をAnsys Discovery上に取り込んで解析が行えるようになった。
ヘルプ機能を充実、一連の操作体系が学べるインタラクティブツアーも
UIについては、これまで各ツールでばらばらだった仕様を見直し、統合。EXPLOREステージとANALYZEステージ、SpaceClaimによるモデリング機能(MODELステージ)の切り替えがワンクリックで行える。また、ヘルプ機能も充実し、詳細の説明文や操作方法に関する動画がオーバレイ表示され、操作に不慣れなユーザーも安心して利用できる。
「以前までのバージョンでは『どこから始めたらよいか分からない』といった声も聞かれたため、起動時に機能や手順の解説を表示するようにした。これに加えて、ガイダンスに沿って一連の操作方法を学べる『インタラクティブツアー機能』も新たに用意した」(同社 技術部 プリセールスチームの山口貴大氏)
こうした支援機能の充実とともに、同社はAnsys Discoveryのコミュニティーサイト「Discovery Community Forum」を開設している。ここではオンラインチュートリアルやFAQの他、無料でオンラインサポートを受けられる窓口(日本語での問い合わせも可能)なども用意している。
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