ニュース
グローバル生産体制の規模拡大に向け、中国生産子会社に新工場棟を建設:工場ニュース
アズビルは、中国・遼寧省大連市にある生産子会社のアズビル機器(大連)に、新しい工場棟を建設する。中国に新工場を建設することで、グローバルでの生産体制をさらに拡大、強化するとともに、生産工程の高度化と自動化を推進していく。
アズビルは2020年7月7日、中国・遼寧省大連市にある生産子会社のアズビル機器(大連)に、新しい工場棟を建設すると発表した。2022年初旬の完成を予定している。
アズビルは新工場棟の建設に4600万人民元(約7億円)を投資する。新工場棟は3階建てで、建築面積が約8500m2、延床面積は2万1000m2となる。
1994年に開業したアズビル機器(大連)は、中国市場向けの生産、出荷の重要拠点として位置付けられており、工業用コントロールバルブ、バルブポジショナ、リミットスイッチなど、高度な製造技術を必要とする機械製品を多品種少量生産している。
中国への新工場建設により、アズビルは、グローバルでの生産体制をさらに拡大、強化するとともに、生産工程の高度化と自動化を推進していく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 調整作業工数を75%削減する近接スイッチ、アズビルが「従来の概念を覆す」
アズビルは、「IIFES2019」において、新開発の2出力近接スイッチ「アジャスタブル近接スイッチ H3C」を参考展示した。マシニングセンターなどの工具交換時におけるクランプ位置検出の作業工数を75%削減できるという。 - アズビルの湘南工場新生産棟が完成、マザー工場として稼働
アズビルは、神奈川県高座郡寒川町の湘南工場内に新生産棟を建設した。azbilグループのマザー工場として稼働を開始し、グローバル生産体制における中核拠点としての活用を進める。 - エッジは強く上位は緩く結ぶ、“真につながる”スマート工場への道筋が明確に
IoTやAIを活用したスマートファクトリー化への取り組みは広がりを見せている。ただ、スマート工場化の最初の一歩である「見える化」や、製造ラインの部分的な効率化に貢献する「部分最適」にとどまっており、「自律的に最適化した工場」などの実現はまだまだ遠い状況である。特にその前提となる「工場全体のつながる化」へのハードルは高く「道筋が見えない」と懸念する声も多い。そうした中で、2020年はようやく方向性が見えてきそうだ。キーワードは「下は強く、上は緩く結ぶ」である。 - 工場自動化のホワイトスペースを狙え、主戦場は「搬送」と「検査」か
労働力不足が加速する中、人手がかかる作業を低減し省力化を目的とした「自動化」への関心が高まっている。製造現場では以前から「自動化」が進んでいるが、2019年は従来の空白地域の自動化が大きく加速する見込みだ。具体的には「搬送」と「検査」の自動化が広がる。 - 自律するスマート工場実現に向け、IoTプラットフォーム連携が加速へ
製造業のIoT活用はスマート工場実現に向けた取り組みが活発化している。多くの企業が「見える化」には取り組むが、その先に進むために必要なIoT基盤などではさまざまなサービスが乱立しており、迷うケースも多い。ただ、これらのプラットフォームは今後、連携が進む見込みだ。 - 見えてきたスマート工場化の正解例、少しだけ(そもそも編)
製造業の産業構造を大きく変えるといわれている「第4次産業革命」。本連載では、第4次産業革命で起きていることや、必要となることについて、話題になったトピックなどに応じて解説します。第28回となる今回は、スマート工場化において見えてきた正解例について前提となる話を少しだけまとめてみます。