ニュース
Armから切り離されるIoT事業、ソフトバンクは育成できるのか:製造マネジメント メルマガ 編集後記
「IoT事業」って、成長させるまで結構我慢が必要だと思うんですけどね……。
前回の本コラムでArmのことを話題にしたのですが、またArm関連で新たなニュースが飛び込んできました。同社が、主力の半導体IP事業に次ぐ柱として投資を続けてきたIoT(モノのインターネット)事業について、自社の傘下から切り離し、Armの親会社であるソフトバンクグループと関連会社が所有および運営する新しい事業体の傘下に移管する提案を行ったと発表したのです。そしてこの発表に続く形で、IoT事業を引き受けたソフトバンクグループがArmそのものの売却を検討しているとウォール・ストリート・ジャーナルが報じました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ≫MONOistメールマガジン編集後記バックナンバー
- ArmがIoT事業を手放す、移管先はソフトバンクグループ
Armは2020年7月7日、ISG(IoT Service Group)で展開してきたIoTプラットフォーム「Pelion」とトレジャーデータの2つの事業について、Armの親会社であるソフトバンクグループと関連会社が所有および運営する新しい事業体の傘下に移管する提案を行ったと発表した。 - ArmはなぜIoT事業を切り離すのか、表と裏から読み解く
Armは2020年7月7日、ISG(IoT Service Group)で展開してきたIoT(モノのインターネット))事業をソフトバンクグループ傘下に移管する方針を明らかにした。この決断の背景には何があったのか。技術ライターの大原雄介氏が、表と裏の両面から読み解く。 - Armの“囲い込まない”IoTプラットフォームがその先に見据えるもの
このところ、IoTプラットフォームに関するArmの巻き返しがちょっとすごいことになっている。2018年2月下旬から矢継ぎ早に展開を急拡大しているのだ。 - Armの「世界初」のIoTプラットフォームは何ができるのか
Armの日本法人アームは2018年8月22日、東京都内で会見を開き、トレジャーデータの買収に合わせて発表した新たなIoTプラットフォーム「Arm Pelion IoT Platform」について説明した。同日からパートナーなどを通して国内提供を始めている。 - 「オフグリッド型コネクテッド住宅」は2030年の新たなスマートホームになるか
Armの子会社であるトレジャーデータと、エムテド、日南の3社は2019年10月15日、「CEATEC 2019」内で会見を開き、「2030年の豊かな暮らし」を実現するオフグリッド型コネクテッド住宅「OUTPOST」を開発、提供するプロジェクトについて説明した。