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テレワーク関連のTwitter投稿約40万件を分析、可視化:キャリアニュース(2/2 ページ)
プラスアルファ・コンサルティングが、「テレワーク」に関連したTwitterの投稿約40万件を分析した。投稿内容やその推移から、作業環境の整備やコミュニケーション、ストレス、業務効率などに関する課題が見えてきた。
テレワークの効率に関するポジティブ意見とネガティブ意見
次に、テレワーク実施後の「業務効率」に関する話題に焦点を当てた。「業務効率」についての総投稿のうち、ポジティブな意見の割合は58%(1014件)、ネガティブな意見は42%(735件)だった。
ポジティブな意見には、「Web会議サービスの利用によって、効率的に面談や出張ができる」「邪魔が入らず業務に集中できる」などがあり、ネガティブな意見には「業務にメリハリをつけられず残業が増えた」「集中できない」などがあった。人によっては、業務が非効率的になっていることから、「出社とテレワークを自由に選べる勤務形態」を望むコメントも見られた。
テレワークでは、上司や同僚など会社関係者に加え、配偶者、子どもなど家族も関係してくる。この「テレワークで関係してくる人」と「コミュニケーション手段」を二軸で掛け合わせて、現在コミュニケーションで抱えている課題を明らかにした。
その結果、特に投稿が多かった「上司」×「メール、電話」の掛け合わせでは、コミュニケーション手段はこれまでと変わっていないのに、テレワークという環境変化により、感じ方が変化し、ディスコミュニケーションに至っていることが分かった。
次に多かった掛け合わせは「配偶者、子ども」×「Web会議」で、家族在宅時のWeb会議の難しさなど、家族との兼ね合いでテレワークが上手く回っていない様子がうかがえた。
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