ニュース
スマートグラスを活用した遠隔作業支援サービスを提供:製造ITニュース
日本システムウエアは、産業用スマートグラス「RealWear」を活用した、データセンターの遠隔作業支援サービスを提供開始した。データセンターの常駐スタッフがRealWearを装着し、リアルタイムでユーザーの指示を受けながら作業を代行する。
日本システムウエアは2020年4月24日、産業用スマートグラス「RealWear」を活用した、データセンターの遠隔作業支援サービスの提供を開始した。同社の統合運用監視サービス「Managent」の付加サービスとなる。
同サービスでは、データセンターの常駐スタッフがRealWearを装着し、リアルタイムで遠隔地のユーザーより指示を受けながら作業を代行する。緊急時に直ちにユーザーが駆け付けられない場合でも、素早く現地対応ができる。
ユーザーは直接画像を確認できるため、適切な判断、指示を速やかに下せる。常駐スタッフとユーザーによる二重確認が可能で、細かな作業指示書を作成する必要がない。また、実際の作業時の画像や録画データをエビデンスにした完了報告書を作成できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ウェアラブル端末とモノのインターネットは「現場」の救世主となるか?【前編】
製造現場や保守現場、建築現場など、多くの業種においてさまざまな「現場」が存在しているが、その現場が今“悲鳴”を上げていることをご存じだろうか。その救世主として今急速に注目を浴び始めたのが、ウェアラブル端末とIoT(モノのインターネット)だ。本稿では、前編で「現場」の現状となぜウェアラブル端末に注目が集まるのかについて、後編でICTを活用した「現場」の将来像について解説する。 - スマートグラスで製造現場の働き方改革を、シーイーシーとアイシンAWが実証開始
シーイーシーは2020年1月28日、眼鏡型ウェアラブル端末(スマートグラス)を活用したアプリケーションサービス「EdaGlass(エダグラス)」を提供開始したと発表した。先行してアイシン・エイ・ダブリュの工場で同サービスを活用する実証なども行ったという。 - 長時間付けても疲れないスマートグラス、カメラ部を胸に分離した新形態も
山本光学は「第6回ウェアラブルEXPO」(2020年2月12〜14日、東京ビッグサイト)に出展し、同社が展開するスマートグラス「Versatile(バーサタイル)」と同グラスを活用したアプリケーション群を紹介した。 - スマートグラスでピッキング時間を半減、コニカミノルタが日立物流子会社と提案
コニカミノルタは、「CEATEC JAPAN 2017」、スマートグラス「WCc」の物流業界への適用事例を紹介した。日立物流の子会社である日立物流ソフトウェアと共同開発したソリューションにより、物流業界への提案活動を強化していく考え。 - ウェアラブルデバイスの2019年世界出荷台数は3億3650万台、耳装着型が躍進
IDC Japanは、2019年の第4四半期と通年のウェアラブルデバイスについて、世界と国内の出荷台数を発表した。2019年通年の世界出荷台数は、前年比89.0%増の3億3650万台で、特に耳装着型デバイスは前年比250.5%増と著しい成長が見られた。 - ウェアラブルデバイスが変革する生産現場・保守現場の未来像
「第25回 設計・製造ソリューション展(DMS2014)」では、ウェアラブルデバイスの活用により生産や保守の“現場”を革新するさまざまなソリューションが出展された。「現場×ウェアラブル」で何が起ころうとしているのか。