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製造業のオープン化とリモート化、CADDiが提案するwithコロナ時代の新戦略:オンラインセミナーレポート(4/4 ページ)
キャディは、オンラインセミナー「withコロナ時代の製造業 たった2つの新戦略」を開催。今後数年間は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が続くといわれる中、製造業の経営をどのように舵取りしていくべきかについて、同社 代表取締役 加藤勇志郎氏が考えを述べた。
新たな事業機会としてポジティブに捉える
以上、ここまで説明してきた、製造業のオープン化/製造業のリモート化の2つの新戦略について、加藤氏は「こうした解決策は、COVID-19のネガティブな要因を回避するだけのものではなく、実は新たな事業機会をつかむための観点も含まれている」とし、これら戦略を構成するいくつかの要素によって、売上アップ、コスト/リスクダウン、組織力向上が図れることを強調する。
そして、「COVID-19の影響による変化を新たな事業機会としてポジティブに捉え、しっかりと取り組んでいくことで差別化、競争力の強化が図れるはずだ。実際、(必要性が)分かっていてもやれない企業の方が多い。だからこそ、攻めの経営戦略として、製造業のオープン化、製造業のリモート化に取り組むべきだ」(加藤氏)と述べ、それを実現する新ソリューション、新BCP戦略としての「CADDi」の存在価値を強く訴え掛けた。
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