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2次元資産を3D CADデータ化し、パーツ製造までワンストップで支援するサービス:メカ設計ニュース
プロトラブズはテクノブレインと協業し、2次元図面や2D CADデータを基に、3D CADデータ作成からパーツ製造までをワンストップで支援する「ワンストップ設計・製造支援サービス」の提供を開始した。
プロトラブズは2019年11月12日、2次元図面や2D CADデータを基に、3D CADデータ作成からパーツ製造までをワンストップで支援する「ワンストップ設計・製造支援サービス」の提供開始を発表した。
テクノブレインとの協業による新サービスで、プロトラブズが一次窓口となり、顧客企業から受け取った2次元図面および2D CADデータを基にパーツの製造仕様を確認し、長年設計支援サービスを展開してきたテクノブレインが3D CADデータを作成する。そして、作成した3D CADデータの製造性解析をプロトラブズが実施し、即座に見積もり結果を提示して、パーツ製造、納品までを行う。
現在、製造業を中心に、3D CADの活用が浸透しつつある一方で、2次元図面や2D CADが主流の現場も少なくない。このような3次元化が進んでいない企業に対して、プロトラブズとテクノブレインは新サービスを提供することで、設計開発業務や試作/小ロット生産の効率化を支援するとしている。
既にプロトラブズはミスミグループ本社との業務提携により、3Dデータのみで機械加工品を調達できるサービス「meviy(メヴィー)」の試作加工品サービスを支援しているが、今後もパートナー企業との連携を強化し、顧客企業のモノづくりを幅広くサポートしてくという。
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