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新型コロナ対策で迅速承認、日本光電が気管挿管型人工呼吸器の国内生産を開始工場ニュース

日本光電グループは2020年4月24日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、新たに気管挿管型人工呼吸器の国内生産を開始することを発表した。

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 日本光電グループは2020年4月24日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、新たに気管挿管型人工呼吸器の国内生産を開始することを発表した。

 日本光電グループが新たに国内で生産する気管挿管型人工呼吸器「NKV-550シリーズ」は、COVID-19対策用医療機器として、厚生労働省と医薬品医療機器総合機構(PMDA)が必要な薬事手続きに優先的に対応し、2020年4月24日に製造販売承認を取得。自動車メーカー、電機メーカーなどのパートナーの協力を受けた他、日本政府との連携もとりながら、群馬県富岡市の富岡生産センタで生産を行う。

 「NKV-550シリーズ」は、米国カリフォルニア州の関連会社日本光電オレンジメッドで開発、生産してきた。2019年に発売し、世界各国の医療機関に提供している。ただ、COVID-19対策で国内でも人工呼吸器の需給が逼迫(ひっぱく)していることから、国内市場向けの富岡生産センタで生産することを決めた。

 富岡生産センタでは、NPPV(非侵襲的陽圧換気)人工呼吸器「NKV-330」の増産を進めていることを2020年4月15日に発表している(※)が、今回の「NKV-550シリーズ」の生産と合わせて2機種の国内向け供給体制を構築する。

(※)関連記事:新型コロナ対策で日本光電が人工呼吸器増産、6カ月間で1000台供給

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