ワークフローに関心ある人は約7割、一方で6割が「知る手段が不十分」:キャリアニュース
エイトレッドが、ワークフローに対する認知度と関心度についてのアンケート調査結果を発表した。ワークフローについて約7割の人が興味や関心を持っていたが、その6割近くが「ワークフローについて知る手段が充実していない」と回答した。
ワークフロー総研を運営するエイトレッドは2020年4月15日、ワークフローに対する認知度と関心度についてのアンケート調査結果を発表した。
同調査は、従業員100人以上の東京都内の企業で働く会社員を対象とし、そのうち108名から有効回答を得た。
はじめに、ワークフローが何か知っているかと尋ねたところ、74.1%が「はい(知っている)」と回答した。
次に、ワークフローが何か知っていると回答した人に「ワークフローについて他人に説明できると思うか」と尋ねた。その結果、76.2%が「できると思う」と答えた。
続いて、ワークフローという言葉を聞いて思い浮かべるものを上位3つまで挙げてもらった。最も多かった回答は「業務プロセス」(45.0%)で、2位は「システム」(28.7%)、3位は「働き方改革」と「ペーパーレス」(同率25.0%)だった。
「あなたの周りでワークフロー構築や改善に関する業務を行っている人はいますか」という質問に対しては、「いいえ」と回答した人が58.3%となり、「はい」を上回った。
ワークフローについて知りたいと約7割が回答
各企業では、リモートワーク、テレワーク推進にあたってワークフロー改善が進められている。これを踏まえて、自身の業務を効率化するためにワークフローについて知りたいと思うかを尋ねた。その結果、「積極的に知りたい」が25.9%、「知りたい」が43.5%で、ワークフローについて興味や関心を持っている人が7割近くいることが分かった。
その一方で「あなたの周りでワークフローについて知る手段が充実していると思いますか」という質問には、61.3%が「いいえ(充実していない)」と回答した。
さらに、「積極的に知りたい」「知りたい」と回答した人に、ワークフローについて知るには何が必要だと感じるかを尋ねた。その結果、「ワークフローについてまとまったWebサイト」(64.0%)が最も多かった。次いで「社内でのワークフローについての説明」(50.7%)、「展示会やセミナーへの参加」(37.3%)となっている。
ワークフローについて具体的に知りたいこと、関心のある内容については、「業務を効率的にするツール」「電子化の必要性に関する分かりやすい説明」「電子印、電子サインの採用可否」などが挙げられた。
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