2021年卒、新卒で入りたい一流ホワイト企業ランキングTOP100:キャリアニュース
ホワイトアカデミーが、「2021年卒版 新卒で入りたい一流ホワイト企業ランキングTOP100」を発表した。1位は「三菱地所」で、2位「グーグル」、3位「三井物産」と続いた。
ホワイトアカデミーは2020年3月1日、「2021年卒版 新卒で入りたい一流ホワイト企業ランキングTOP100」を発表した。
ホワイト企業の特徴としては、会社の雰囲気が良く、基本給が高いことが挙げられる。社員の定着率が非常に高いため、離職率が低い(転職を考える人が少ない)。また、労働基準法を順守して労働時間を定めているほか、有給の取得が申請しやすい。福利厚生の充実や、女性従業員への待遇の良さも特徴といえる。
さらに、手厚い研修や多くのミーティングなど新卒の社員を基礎から育てる環境が整っており、社員のスキルアップを大切にしている。厚生労働省では、ホワイトマーク認定を導入し、基準を満たした企業に対して、3年間ホワイト企業の認定を与えている。
今回発表されたランキングは、国内の約1万2000社の企業を対象としたもので、ホワイト企業の重要指標である「働きやすさ」「残業時間、有給休暇取得率」「給与、福利厚生」「成長環境」「財務指標」などを加味して100満点で採点した。
「2021年卒版 新卒で入りたい一流ホワイト企業ランキングTOP100」の1位は、3年連続で「三菱地所」(93.4ポイント)となった。2位から5位は、「グーグル」(同92.4)、「三井物産」(同92.0)、「三菱商事」(同90.8)、「味の素」(同88.0)。2位の「グーグル」は、社員からの評価が非常に高かったという。
製造、通信、システム運用業界でランクインした企業は
ランキング入りした企業を、製造、通信、システム運用などの業界に注目して見ると、11位から30位内に「ヴイエムウェア」(11位)、「マスワークス」(14位)、「アークシステム」(28位)、「Apple Japan」(30位)など外資系のIT企業が入っている。自動車関連企業からは、「デンソー」(23位)、「ヤマハ」(24位)がランクインした。
その他、半導体の「アドバンテスト」(19位)、化学の「旭化成」(25位)、医薬品および医療機器の「日本新薬」(26位)、ソフトウェアでは「セールスフォース・ドットコム」(29位)が入っている。
31位から50位内には、32位「クリエイトラボ」(Sier、業務請負)、34位「アシスト」(ソフトウェア)、36位「トヨタ自動車」(自動車)、39位「キヤノンマーケティングジャパン」(総合電機)、41位「オートデスク」(ソフトウェア)、43位「太平洋セメント」(化学)、45位「NTTドコモ」(通信)、46位「パナソニック」(電気機器)、47位「帝人」(化学)、49位「日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング」(Sier)がランクインしている。
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