ニュース
経産省とタイ工業標準局が製品安全に関する協力文書を締結:製造マネジメントニュース
経済産業省は、同省産業保安グループとタイ王国工業省タイ工業標準局との間で、製品安全に関する協力文書を締結した。両国の市場に流通する、製品の安全性向上を目指す。
経済産業省(経産省)は2020年2月12日、同省産業保安グループとタイ王国工業省タイ工業標準局(TISI)との間で、製品安全に関する協力文書を締結したと発表した。両国の市場に流通する、製品の安全性向上を目指す。
経産省では、日本の製品安全制度の浸透を図るため、2017年度から製品評価技術基盤機構(NITE)と協力して、TISIなどタイの製品安全当局に対して日本の製品安全政策やNITEの製品事故分析手法に関する研修などを実施してきた。今回の協力文書は、これらの取り組みを踏まえ、今後も両国に流通する製品の安全性向上を目指して締結された。
具体的な協力内容は、両国で発生した重大製品事故に関する情報、実施された製品リコールに関する情報、流通製品について明らかになったリスクや改善措置などに関する情報交換および意見交換となる。また、定期的な会合開催などによる、人的交流も行われる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 品質保証の体制をIoTでカイゼンする
日本型モノづくりの象徴ともいうべき「トヨタ生産方式」。本連載では多くの製造業が取り入れるトヨタ生産方式の利点を生かしつつ、IoTを活用してモノづくりを強化するポイントについて解説していきます。第3回となる今回は、品質保証体制へのIoT活用のポイントについて紹介します。 - 品質管理に必須の統計的手法「X-R管理図」「P管理図」の作り方
生産現場の品質管理に使われる「X-R管理図」「P管理図」は、実際にはどうやって作ればいい? サンプルを基に手を動かして覚えよう。 - あなたが品質管理で果たすべき役割は何か
製造現場で実施する製品管理を中心とした品質管理の基本を解説する。組織における品質管理の在り方から先人の教訓まで、筆者の経験とノウハウを紹介。 - 品質要件マネジメント手法とフロントローディング開発
品質向上と開発期間短縮は同時に達成するには? 要件をモデル化するモデリングアプローチで品質を追い込むポイントを伝授 - 「プロセス実装」のポイント(その1):機能安全管理プロセス
中小サプライヤを対象に、ISO 26262に取り組む上での実践的な施策について紹介する本連載。第4回は、第3回で基礎を解説した「プロセス実装」のうち、Part2の機能安全管理プロセスについて掘り下げる。Part4〜6のエンジニアリングプロセスについても、ティア1サプライヤの取るべき対策を紹介しよう。 - 信頼性問題をどうつぶす? 法規制や環境対応に対し試験受託の外部委託が増加
OKIグループにおいて、信頼性評価と環境保全の技術サービスを提供するOKIエンジニアリングは、試験委託の増加により、埼玉県本庄市に「第二EMCセンター」を開設した。