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空気電池と互換性のある充電池を採用した、補聴器用の充電システムを発売:医療機器ニュース
リオンは、補聴器用空気電池と互換性のある充電池を採用した「補聴器用ワイヤレス充電システム」を2020年1月20日に発売する。充電池と充電器で構成され、約4時間の充電時間で、1日中使用できる。
リオンは2019年12月23日、補聴器用空気電池と互換性のある充電池を採用した「補聴器用ワイヤレス充電システム」を発表した。充電池と充電器で構成され、希望小売価格は充電器「HX-T1」が4万円、充電池「HX-R1」が1万円(各税別)。発売は2020年1月20日を予定する。
無接点のワイヤレス充電システムで、リオンが日東電工と共同開発した。充電池は、約800回の繰り返し充電に対応する。充電池を入れた補聴器を、充電器に入れるだけで充電が開始する。約4時間の充電時間で、1日中使用できる。
空気電池「PR48」を利用する、同社の耳かけ型補聴器21機種に対応。従来の補聴器が、充電式の補聴器として使用可能になる。
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