マットレスと家電を連携し、個々に合った快適な快眠環境をサポート:医療機器ニュース
パナソニックと西川は、マットレスと家電を連携させ、よりよい睡眠環境を提供する「快眠環境サポートサービス」を共同開発した。2020年3月18日より、パナソニックがECサイト「くらしサービスストア」で提供開始する。
パナソニックは2019年12月10日、西川と共同で、個々に合ったよりよい睡眠環境を提供する「快眠環境サポートサービス」を開発したと発表した。同社が新たに開設するECサイト「くらしサービスストア」で、2020年3月18日より提供を開始する。利用料は月額990円で、他にサービス対応のマットレスや家電の代金が必要となる。
同サービスは、西川のセンサー搭載マットレス「エアーコネクテッド SIマットレス」とパナソニックの家電を連携させたものとなる。睡眠の結果を可視化し、利用者に適したアドバイスを提供する。
SIマットレスで、睡眠中の呼吸や微細な動きから、睡眠時間、睡眠状態などのパーソナルデータを計測。これを基に、パナソニックが提供する専用のスマートフォンアプリ「Your Sleep」を介して、エアコンや照明、音楽を制御する。
例えばエアコンは、入眠のタイミングや睡眠状態に合わせて、適した温度、風向き、風量で運転し、起床が近づくにつれて設定温度を徐々に上げる。また、照明器具のLEDシーリングライトは起床に向けて徐々に明るくし、音楽は就寝時から徐々に音量を小さくして入眠検知後に消音する。
アプリで睡眠深度や睡眠スコアを表示し、睡眠の結果を可視化する。その結果に基づき、月次、週次、日次のアドバイスを表示する。なお、睡眠スコアは、睡眠時間、睡眠効率、寝つきまでの時間、中途覚醒回数、目覚めの状態、深い睡眠の6項目で評価する。
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