ドライバーの睡眠不足の事故防止、日常健康見守りサービスに追加機能:医療機器ニュース
東芝情報システムは、運輸事業者向け「日常健康見守りサービス」に、睡眠不足による事故防止対策に対応する機能を追加し、提供を開始した。追加機能により、睡眠時間のチェックや睡眠時間記録が簡易になる。
東芝情報システムは2018年8月1日、運輸事業者向け「日常健康見守りサービス」に、国土交通省による「睡眠不足に起因する事故の防止対策」に対応する機能を追加し、提供を開始した。追加機能により、睡眠時間のチェックや点呼記録簿への睡眠時間記録が簡易になる。1ユーザー月額1000円(参考価格)からで、50ユーザーからの構成となる。
日常健康見守りサービスは、ドライバーの血圧、体温、体重、歩数などとともに睡眠時間をバイタルデータとして収集し、点呼時にドライバーの健康状態と睡眠時間を確認できる。ドライバーのバイタルデータを自動でクラウドに登録し、一括管理することで安全運転に役立てる。ドライバーの健康状態を、国土交通省が発行する「事業用自動車の運転者の健康管理マニュアル」に沿ってチェックすることも可能だ。
今回、ドライバーが着用したウェアラブルデバイスから睡眠時間を収集する従来の機能に加え、睡眠時間が一定値より少ないドライバーに対し、点呼時に警告を促す機能を追加。また、ドライバーの睡眠状況を分析し、睡眠習慣の改善指導に役立てられる機能も搭載した。
追加機能は、定量的に採取しにくい睡眠時間を把握することで「睡眠不足に起因する事故の防止対策」で定められた睡眠時間のチェックができ、簡易に点呼記録簿へ睡眠時間を記録できる。
同社は、同製品を含む関連事業で年間10億円の売り上げを目指す。
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