ニュース
デジタル医療の事業化加速へ、合弁会社設立に向けて基本合意:医療機器ニュース
シスメックスとオプティムは、デジタル医療に関するプラットフォームとアプリケーションを活用したソリューションサービスの企画、開発、運営を行う合弁会社の設立を目指すことに基本合意した。
シスメックスとオプティムは2019年11月1日、デジタル医療の事業化を加速するため、合弁会社設立に向けた基本合意に達したと発表した。新会社では、デジタル医療に関するプラットフォームとアプリケーションを活用したソリューションサービスの企画、開発、運営を担い、早期提供を目指す。
今回の合意により、両社は2020年1月の合弁会社設立に向けた検討を進めている。一部の製薬会社、医療機器メーカーとは、プラットフォームへの治療アプリケーション搭載について協議を開始している。
両社は2019年2月、新たな医療ITソリューションの早期開発とグローバル展開を目的とした包括的な業務締結について合意。遺伝子検査の画像情報とAI(人工知能)解析を組み合わせた診断法の開発・実証検証や、検査機器のデータをAIで画像処理して故障予知などを行うAIとIoT(モノのインターネット)を融合したサポート機能の検討を進めている。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
関連記事
- 量子暗号を用いた、秘匿性・可用性の高い生体認証システムを開発
情報通信研究機構とNECは、生体認証データの伝送と保管において、高い秘匿性と可用性を持つシステムを開発した。スポーツ分野のナショナルチームが利用するサーバのアクセスを物理的に管理する試験利用を開始している。 - リハビリ成果をフィードバックすることで、患者のモチベーションが向上
Moffは、同社のIoT身体機能計測サービス「モフ測」を用いたリハビリ成果を患者にフィードバックすることで、リハビリ単位数が向上した事例を発表した。 - 低被ばく、高速ワークフロー、高画質に特化したPET/CTシステムを発売
GEヘルスケア・ジャパンは、低被ばく、高速ワークフロー、高画質に特化した新機能を搭載するPET/CTシステム「Discovery IQ 2.0」シリーズを発売した。再構成アルゴリズム「Advanced MotionFree」などを搭載する。 - プロテインキナーゼNが関与する心不全の新規メカニズムを解明
名古屋大学は、プロテインキナーゼNを除去することで、心不全関連遺伝子の発現が抑えられるという心不全の新たなメカニズムを解明した。今回の研究成果により、心不全の新たな病態解明や治療薬開発につながることが期待される。 - マラリアの病態の重症化機構を解明、マラリア重症化対策技術の開発に期待
東北大学は、マラリアの重症化に見られる構成タンパク質の網羅的なネットワークを作製し、原虫や宿主タンパク質の局在解析、ノックアウト原虫の作製などによって、マラリアの病原性に関連する原虫タンパク質の同定に成功した。 - 欧州の保健医療機関はなぜ気候変動や環境問題に取り組むのか
2019年9月23日の国連気候行動サミット2019で脚光を浴びた気候変動/環境問題は、欧州の保健医療分野が直面する社会課題でもある。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.