セールスとサービス、2つのプラットフォームで部門間連携を支援:製造IT導入事例
セールスフォース・ドットコムは、日立ハイテクノロジーズに対して実施した、部門間連携や品質管理システム刷新の支援事例を発表した。セールスとサービス、2つのプラットフォームで部門間の連携が強化され、品質管理情報の共有が可能になる。
セールスフォース・ドットコムは2019年8月21日、日立ハイテクノロジーズへの部門間連携や品質管理システム刷新などの支援事例について発表した。
日立ハイテクノロジーズではデジタルトランスフォーメーションの一環として、セールスフォースが提供する企業変革支援プログラム「Salesforce Ignite」を採用。これを活用し、グローバル規模で品質管理を向上するための「アフターセールス」構想を策定した。
この構想の実施に向け、日立ハイテクは営業部門に導入していた「Salesforce Sales Cloud」と、今回新たに導入したサービスセンター向けのプラットフォーム「Salesforce Service Cloud」の2つのシステムを連携させた。
これにより部門間の連携が強化され、製品開発から営業、サービスまでの各部門間で品質管理情報が共有可能になる。その結果、例えば顧客から製品についての問い合わせがあった場合、誰がどのように対応しているかを、部門を超えて即座に確認できるようになる。
さらに、顧客からのフィードバック情報や故障に至る経緯などを分析することで、品質上の問題を従来よりも早く発見し、新製品の開発やサービス保守体制の改善に生かすことができる。
セールスフォース・ドットコムでは、導入後の成功を支援するサービス「Salesforce Success Cloud」も提供している。同サービスにより、日立ハイテクが製品面、サービス面で進めるデジタル変革を引き続き支援するという。
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