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高血圧治療ガイドラインの測定に対応した、水銀レス医用電子血圧計:医療機器ニュース
エー・アンド・デイが、「脱水銀」「高血圧治療ガイドラインの複数回測定」「Bluetooth通信可能」の3つを満たす医用電子血圧計「UM-212BLE」を発表した。
エー・アンド・デイは2019年8月26日、「脱水銀」「高血圧治療ガイドラインの複数回測定」「Bluetooth通信可能」の3つを満たす医用電子血圧計「UM-212BLE」を発表した。標準価格は2万8000円(税別)で、同9月中旬から出荷を開始する。
同社は2014年から水銀レスの血圧計を販売しているが、UM-212BLEはそのコンセプトを受け継ぎつつ、2019年の高血圧治療ガイドラインに規定されている「少なくとも2回測定」「安定した値を示した2回の平均値を血圧値とする」に対応するAOBP(Automated Office Blood Pressure:自動診察室血圧)モードを備える。複数回測定や聴診、自動測定機能はボタンで簡単に設定できる。
また、Bluetooth通信機能を搭載し、測定データを無線通信で収集できる。シングルおよびマルチ両方のペアリングに対応し、マルチペアリングでは最大15台まで登録可能だ。Bluetooth通信仕様は、ソフトウェア開発キットとして無償で公開されている。
このほか、不規則脈波をアイコン表示したり、脈間隔のゆらぎを知らせるIHB(Irregular Heart Beat)機能も搭載する。
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