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高砂熱学工業、つくばみらい市に本社機能の一部を移転:製造マネジメントニュース
高砂熱学工業は、茨城県つくばみらい市に技術研究所を移転し、本社機能の開発企画、開発部門を併設する「(仮称)イノベーションセンター」の建設工事に着手する。
高砂熱学工業は2019年1月24日、茨城県つくばみらい市に技術研究所を移転し、本社機能の開発企画、開発部門を併設する「(仮称)イノベーションセンター」の建設工事に着手すると発表した。同年2月1日に着工し、2020年1月末の完成を予定している。
イノベーションセンターの敷地面積は2万2746m2で、建築面積は約7100m2、延床面積は1万1600m2。敷地内には、オフィス棟、設備展示棟、プレゼンルーム、ラボ棟で構成する施設と、地域開放の庭などの配置を計画する。また、マーケティング機能の整備、先端技術の研究開発機能の強化、インキュベーション機能の整備にも着手する。
同社は、同センターを「地球環境負荷低減と役割、新機能による知的生産性向上を両立したサステナブル建築」と位置づけ、建物全体に省エネソリューションを施し、オフィス棟ではZEB(50%以上の省エネと創エネを組み合わせて100%以上の1次エネルギー消費量を削減している建物)を、敷地全体でZEB Ready(50%以上の1次エネルギー消費量を削減している建物)相当を目指す。
メインのオフィス棟ではZEB達成のため、地下水をカスケード熱利用した空調システム、再生可能エネルギー利用の安定化、昼光利用と卓越風を利用した自然換気窓の採用、金属性放射パネルを利用した間接照明システムなどの最新技術を導入する。
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