ウェアラブルIoTとクラウドサービスによる安全管理と見守りを協業で実現:ウェアラブルニュース
ミツフジは、日本情報通信と「hamon Cloudサービス」のチャネルパートナー契約を締結した。日本情報通信は、クラウドサービスによる業務担当者の安全管理・見守りソリューションの提供を開始する。
ミツフジは2018年11月19日、日本情報通信と「hamon Cloudサービス」のチャネルパートナー契約を締結したと発表した。日本情報通信は、クラウドサービスによる業務担当者の安全管理/見守りソリューションの提供を同日より開始する。
hamon Cloudサービスは、ミツフジが提供するウェアラブルIoT(モノのインターネット)デバイスを利用した生体情報マネジメントサービスだ。提携に先立ち、日本情報通信はhamonのクラウドプラットフォームに採用されたIBMの産業用IoTソリューション「IBM Maximo Worker Insights」のクラウドプラットフォームの提供、アプリケーション開発および運用を行っていた。
hamonとIBM Maximo Worker Insightsの組み合せにより、心拍などの生体データ、湿度や温度などの環境データを分析し、建築現場や工場内など、過酷な作業現場で働く業務担当者の体調やストレス、疲れを検知できる安全管理・見守りサービスを提供する。また、位置情報などもデータとして収集できるため、より効率的な作業促進のための分析も可能だ。
今後両社は、蓄積される膨大な生体情報を機械学習やAI(人工知能)と組み合わせることで、業務担当者の体調予測、最適な要員配置計画の立案、遠隔地医療や救急医療と生体情報の連携などを促進し、超高齢化や労働人口減少といった社会問題の解決を追求していくとしている。
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