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冷暖両方の対策に対応する、冷暖房付き作業服を発売:ウェアラブルニュース
ミツフジは現場作業員の冷暖対策の一環として、服の中の温度を調整できる冷暖房付き作業服「hamon Air Brave」を発売した。エアコンを使用できない環境下でも、より快適に過ごすことができる。
ミツフジは2017年11月16日、現場作業員の冷暖対策の一環として、服の中の温度を調整できる冷暖房付き作業服「hamon Air Brave(ハモン エアー ブレイブ)」を発売した。
同製品は、腰につけた送風装置と特注の作業着をつなげ、ペルチェ素子を用いた装置の小型ファンを起動させて背面と首に冷風や温風を送り、作業着内の温度を変化させる。炎天下では外気温から−2.5℃以上の冷風を、寒い場所では温風を送り、エアコンを使用できない環境下でもより快適に過ごすことができる。
現段階の初期モデルは冷温風を手動で切り替える仕様となっているが、2018年春発売予定の量産モデルでは、スイッチ1つで冷風、送風、温風の切り替え、また弱、中、強の3段階調節が可能になるという。また、RFIDを標準装着しているため、作業服の管理も可能だ。
シャツ型とブルゾン型の2タイプがあり、サイズはM、L、LL。素材は表地がポリエステル90%、綿10%、裏地がナイロン100%、テープ部分がポリエステル100%となっている。
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