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素材から組み立てまで、パナソニック照明工場がスマート化に向かう理由スマート工場最前線(4/4 ページ)

蛍光灯からLED照明へ変遷する照明器具。その中で、パナソニックの照明設備を製造する中心工場の1つが新潟工場である。同工場はパナソニック内のスマートファクトリーモデル工場の1つとなっており、スマート工場化を推進している。新潟工場の取り組みを紹介する。

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パナソニック新潟工場のモノづくり革新の将来像

 パナソニック 新潟工場では今後もさらにモノづくり革新に向けた投資を推進していく方針である。森川氏は「現状までに新潟工場全体で30億円程度の投資を行ってきたが、同様に8〜10億円程度の投資を毎年続け、最先端のモノづくりを実現したい」と述べている。

 将来的なモノづくりの姿として「生産現場では事前の予想では想像もつかないような、さまざまなトラブルが常に発生する。こうしたトラブルを抑えたり、対処したりできるというのが現場力の1つでもあるわけだが、生産計画通りに進めることが難しい場合も多い。AIやIoTを活用することで、生産計画と一致するような生産の世界が実現できればよいと考えている」と森川氏は述べている。

 さらに現場での課題については「基本的には人がやってきた中で単純作業を、ロボットやAIに置き換えることをやっている。ただ、入れて間もないこともあり、どこまで委ねてよいのか現場が不安に感じているところもある。そこが課題といえば課題。ただ、すぐに解決する話だと考えている」と述べている。

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さらなるモノづくりの進化に向けたロードマップ(クリックで拡大)出典:パナソニック
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