ニュース
対話型AIロボットを用いた高齢者の健康増進サポートの実証を実施:医療機器ニュース
ハタプロと長谷工アネシス、長谷工シニアホールディングスは共同で、手のひらサイズの対話型AIロボット「ZUKKU(ズック)」を活用した高齢者の健康増進サポートの実証を実施した。
ハタプロは2018年9月27日、手のひらサイズの対話型AIロボット「ZUKKU(ズック)」を活用した、高齢者の健康増進サポートの実証を実施したと発表した。長谷工アネシス、長谷工シニアホールディングスと共同で、自立型有料老人ホームの入居者5人(平均年齢76歳)を対象に同年5〜8月に実施した。
実証では、ズックの音声とタブレットの画面表示による話し掛けを実施し、対話ログやセルフチェックによる食事バランス、活動、社会参加状況、体調などの「暮らし情報」を取得した。また、ズックとの会話によって取得した暮らし情報を基に、最適な食事や健康などの生活改善につながる情報を提供。これによって改善した生活の変化などについて、効果を分析した。
実証の結果、ズックから話し掛けられることで、暮らし情報の取得と情報提示による生活の変化を確認できたという。対象者5人にセルフチェック結果の改善項目をフィードバックしたところ、約8割の項目が改善した。
今後は、対象者を広げて情報量を増やし、高齢者向け健康増進サポートのプラットフォーム構築を進めたいとしている。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- AI搭載の対話型健康管理ロボットを活用した日本向け新サービスを検討
マクニカと米Catalia Healthは、日本のヘルスケア市場向けに、Catalia Healthが開発したAI搭載の対話型健康管理ロボット「Mabu」を活用した新サービスの検討を開始した。 - 「ロボホン」が産業用ロボットに参入!? シャープが音声対話技術を提案
シャープは、「2017 国際ロボット展(iREX2017)」において、人と産業用ロボットが協調して働く協働ロボット向けに「ロボホン」や「ヘルシオ」などに展開している音声対話技術の可能性を提案した。 - ドコモ「自然対話プラットフォーム」、 東京三菱UFJ銀行の店頭ロボットに
NTTドコモの「自然対話プラットフォーム」が三菱東京UFJ銀行の店頭ロボットに採用された。「しゃべってコンシェル」の技術を含むプラットフォームだ。 - “美人”で“自然”な対話アンドロイド「ERICA」、阪大ら開発
大阪大学や京都大学などからなる研究グループが、“美人”アンドロイド「ERICA」を開発した。ERICAを利用して研究を進め、自然な対話が行える自律対話型アンドロイドの実現を目指す。 - テーブルトップの対話ロボ「Sota」(ディベロッパー版)が予約開始
ヴイストンが“社会的対話ロボット”「Sota」(ディベロッパー版)の予約受付を開始した。