ニュース
AI搭載の対話型健康管理ロボットを活用した日本向け新サービスを検討:医療機器ニュース
マクニカと米Catalia Healthは、日本のヘルスケア市場向けに、Catalia Healthが開発したAI搭載の対話型健康管理ロボット「Mabu」を活用した新サービスの検討を開始した。
マクニカは2017年12月5日、米Catalia Healthが開発したAI搭載の対話型健康管理ロボット「Mabu(マブ)」を活用した新サービスの検討を開始した。医療機関や製薬会社、調剤薬局、企業健保組合など、日本のヘルスケア市場向けに新しいサービスを共同で検討し、その提供を目指す。
Mabuは、音声認識やタッチスクリーンによってコミュニケーションが図れるサービスロボット。日々のコミュニケーションにより、利用者のデータを取得・蓄積する。コミュニケーションを重ねると、治療法や処方、進行状況、個人の好みなどを理解し、患者に合った会話を提供する。
現在日本では、社会の高齢化が進み、医療費の増大が問題となっている。そのため、生活習慣病などの予防や早期診断・早期治療、重症化後の治療を重点化すると同時に、地域包括ケアシステムと連携した予防や生活支援などの必要性が高まっている。
今後両社は、ヘルスケア業界に関わる企業や機関などと連携し、日本市場でのMabu通じた新しいサービスの提供を目指すとしている。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Willow Garage出身デザイナーに学ぶ、サービスロボットのインタラクションデザイン(後編)
ロボットが一般化するために「人間とどんな関係を築くか」は避けて通れない問題だ。正解はまだ見えないが、Willow Garage出身者が手掛けるロボットを通じて「今後のサービスロボットデザイン」を探ってみたい。 - Pepperにライバル、クラウド連携のヒト型サービスロボ「EMIEW3」
日立製作所が接客案内などを行うヒト型サービスロボット「EMIEW3」を2018年に市場投入する。クラウド接続を前提に、システムとして目的を果たす思想で開発されており、監視カメラや商品DBとの連携でサービスを提供する。 - サービス分野のロボットビジネス創出を目指すビジネススクール、NEDOが開設
NEDOが「サービスロボットによる新ビジネス創出」を目指す人材の育成に着手する。大阪工業大学を拠点とし、各地でワークショップも行う。 - 羽田空港がサービスロボットの価値を世界に発信、参加17社は実力を見せられるか
日本空港ビルデングは、サービスロボットの技術検証を行うプロジェクト「Haneda Robotics Lab(ハネダ ロボティクス ラボ)」に参加するロボットを公開。清掃、移動支援、案内という3つのカテゴリーで総計17社のロボットが参加する。2016年12月15日〜2017年2月13日にかけて、羽田空港国内線第2旅客ターミナルの出発ロビーで実施する計画だ。 - バイクに感情を持たせたら、高速走行中はランナーズハイだった?
法人向けイベント「ソフトバンクワールド 2017」(2017年7月20〜21日、東京都港区)の講演に、ソフトバンクのグループ会社であるcocoro SBの取締役である大浦清氏が登壇。クルマやバイクに感情を持たせる試みの最新動向を紹介した。