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LoRaWAN認証対応の全地域を対象とした認証プログラムを開始:製造マネジメントニュース
アリオンは、同社の台湾ラボがLoRa Allianceより第三者認証試験機関の認定を受けたことを発表した。また、ヨーロッパやアメリカ、日本などLoRaWAN認証対応の全地域を対象とした認証プログラムを開始した。
アリオンは2018年8月7日、同社の台湾ラボが、LoRa Allianceより第三者認証試験機関(Authorized Test House:ATH)の認定を受けたことを発表した。これに伴って、LoRaWAN認証対応の全地域を対象とした認証プログラムを同月より開始した。
認証プログラムに対応している地域および周波数帯は、ヨーロッパのEU 863-870MHz、北米(アメリカ、カナダ)のUS 902-928MHz、日本や台湾を含むアジア10カ国のAS 923MHz、韓国のKR 920-923MHzとなる。
同社では、LoRaWAN認定の第三者認証試験機関となったことにより、LoRaWAN関連技術搭載の各製品に対して、性能試験や信頼性試験などを通じて製品品質の向上を支援する。また併せて、IoT(モノのインターネット)に関する総合検証やデバッグ支援サービスも提供する。
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