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安全な麻酔管理ができるTCI対応スマートポンプを発売医療機器ニュース

テルモは、TCI対応のスマートポンプ「テルフュージョンシリンジポンプSS型3TCI」を発売した。新しい国際規格に対応し、薬剤量の設定間違いを防ぐ薬剤ライブラリ機能や、病院内ITを連携して業務を効率化する機能などを備える。

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 テルモは2018年5月16日、TCI対応のスマートポンプ「テルフュージョンシリンジポンプSS型3TCI」を発売した。希望小売価格は52万円(税別)。スマートポンプシリーズ全体で、2018年度に8億円の売上を目指す。

 同製品は、血液中の薬剤濃度を調節するTCI(Target Controlled Infusion)という方法で全身麻酔薬を投与するシステムを搭載する。2001年発売の従来製品をリニューアルし、新しい国際規格に対応させた。

 液晶画面は視認性に配慮して大型、カラー化し、投与モードを用途、薬剤で選ぶことができる。リチウムイオン電池を搭載した内蔵バッテリーの連続使用時間は、従来比4倍の約8時間となっている。

 また、薬剤量の設定間違いを防ぐ薬剤ライブラリ機能、自動麻酔記録システムや電子カルテなど病院内のITシステムを連携し業務を効率化する機能など、同社の輸液システム「スマートインフュージョンシステム」(スマートポンプ)の特徴も持つ。同システムのデザインや操作環境は全機種共通で、多連ラックを使うことで移動性が向上し、省スペース化につながる。

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「テルフュージョンシリンジポンプSS型3TCI」 出典:テルモ
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多連ラックでの使用イメージ 出典:テルモ

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