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0.1mm以上のひび割れを自動検出するインフラ向け画像診断サービス:製造ITニュース
富士フイルムは、AI(人工知能)を活用して橋梁やトンネルなどに生じた幅0.1mm以上のひび割れを自動検出する社会インフラ画像診断サービス「ひびみっけ」の提供を開始した。
富士フイルムは2018年4月3日、AI(人工知能)を活用して橋梁やトンネルなどに生じた幅0.1mm以上のひび割れを自動検出する社会インフラ画像診断サービス「ひびみっけ」の提供を開始した。同サービスを導入することで、ひび割れ点検業務の作業時間を半減できるという。
ひびみっけは、サーバにアップロードされた橋梁などの撮影画像から、AIを活用した画像解析でひび割れを自動検出するクラウドサービス。アップロードされた画像の合成や、ひび割れ検出結果のCADデータ作成も自動で行える。
また、事前に格間の大きさなどの基準となる情報を入力すると、ひび1本ごとの長さや幅も試算する。なお、撮影に使用するデジタルカメラの機種は問わない。
月々の利用量に応じた従量課金制。画像1枚当たり400円(税別)だが、単価は利用枚数に応じて変動する。画像をサーバにアップロードするソフトウェアは無料で提供される。
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