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排気量2.0lクラスのTNGAは2018年投入、CVTが大幅進化:エコカー技術(2/2 ページ)
トヨタ自動車は、排気量2.0l(リットル)クラスの新しいTNGA(Toyota New Global Architecture)パワートレインを発表した。
各国の環境規制にも対応
これらのトランスミッションと組み合わせる新開発の排気量2.0lの直列4気筒直噴ガソリンエンジンは、排気量2.5lのエンジンと燃焼のコモンアーキテクチャなど基本部分は共通している。設計をシリンダー単位で見直して最適な燃焼を実現、熱効率と出力の向上を両立するTNGAの考えに基づいているからだ。今後、排気量2.0lのTNGAエンジンで得た知見を他の排気量にも展開させていくことにより、TNGAエンジン全体を磨きあげる。
最大熱効率はエンジン車用で40%、ハイブリッド車用エンジンで41%を達成した。最大出力はエンジン車用として126kW、ハイブリッド車用として107kWとなる。最大トルクはエンジン車用として205Nm/4800rpm、ハイブリッド車用として180Nm/4400rpmだ。
今回、「世界初」(トヨタ自動車)となるレーザーピットスカートピストンを採用した。ピストンスカートの摺動面に鏡面加工を施して低フリクション化を実現。スカート表面には、レーザーによりクロスハッチ状の細溝を設けて、耐スカッフ性を向上させた。
燃焼効率と後処理の改善により、日本の平成30年規制や米国のSULEV30、欧州のEuro6、中国の国6などの環境規制に先行して対応させた。
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