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スバルが特別損失813億円を計上、当期純利益の見通しも下方修正:製造マネジメントニュース
SUBARU(スバル)は、2018年3月期第2四半期(2017年4〜9月)の連結決算において特別損失を計上するとともに、業績見通しを修正して発表した。
SUBARU(スバル)は2017年8月25日、2018年3月期第2四半期(2017年4〜9月)の連結決算において特別損失を計上するとともに、業績見通しを修正して発表した。タカタ製エアバッグインフレーターのリコールに関連して損失引当金として813億円を計上する。
スバルは乾燥剤が入っていないタカタ製エアバッグインフレーターのリコールを実施しており、2017年3月期(2016年度)は品質関連費用として735億円を未払い計上している。2018年3月期(2017年度)以降に実施を予定しているエアバッグのリコールに関して必要な費用を今回発表した。
これにより2018年3月期第2四半期の業績見通しは当期純利益が565億円減の885億円とし、当初の見通しの1450億円から39.0%の減少となる。通期では当期純利益が2850億円から2285億円に減少する見通しだ。前提となる為替レートは変更していない。
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