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期間レンタル型のIoTプラットフォームを提供開始:組み込み開発ニュース
アルプス システム インテグレーションは、アルプス電気のセンサーネットワークモジュールを活用した期間レンタル型のIoTプラットフォーム「IoT FastKit」の提供を開始した。
アルプス システム インテグレーション(ALSI)は2017年7月28日、アルプス電気のセンサーネットワークモジュールを活用した期間レンタル型のIoT(モノのインターネット)プラットフォーム「IoT FastKit」の提供を開始した。価格は、センサー(4個+予備1個)、IoTゲートウェイ、SIM、2カ月間のクラウド利用料を含めて19万8000円(税別)となっている。
同キットには、温度/湿度/加速度/地磁気/UV/照度センサー/BLE通信モジュールを内蔵したセンサーネットワークモジュールと、IoTゲートウェイ、管理画面機能「シナリオ」などの必要な機器やサービス一式が含まれる。
管理画面機能のシナリオには、動体モニタリングや熱中症予防アラート、環境モニタリングなど、実際の業務に合わせたシナリオがあらかじめ用意されており、申し込み時に選択したものが事前に設定された状態で届けられる。また、シナリオは、リアルタイムや過去データの表示機能に加え、アラート機能やデータダウンロード機能を備え、設定を変更しながらさまざまなデータを収集することも可能だ。
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