生産現場の計測データをシームレスに収集・管理できるレーザー変位センサー:FAニュース
三菱電機は、「MELSENSOR」ブランドとしてレーザー変位センサーの新製品50機種を発表した。同社の産業用オープンフィールドネットワークに対応し、生産現場の計測データをシームレスに収集・管理できる。
三菱電機は2016年12月5日、FAセンサーの製品ブランド「MELSENSOR(メルセンサー)」の新製品として、レーザー変位センサーのセンサーヘッド46機種とコントローラー4機種を発表した。2017年1月16日に発売予定で、価格はオープン。同社の産業用オープンフィールドネットワーク「CC-Link IEフィールドネットワークBasic」に対応し、生産現場の計測データをシームレスに収集・管理できる。
測定対象物の微小移動量をレーザーで計測するレーザー変位センサーは、主に自動車部品や電機・電子部品の製造で使われている。今回発売された新製品は、CC-Link IEフィールドネットワークBasicのインタフェース機能を搭載し、同社製のシーケンサによる計測データのシームレスな集約・管理に対応している。
また、CC-Link IEフィールドネットワークBasic通信機能を内蔵したシーケンサCPUとレーザー変位センサーを1本のケーブルで接続でき、配線を簡略化する。さらに、センサー設定やメンテナンスを簡易化する同社の「iQ Sensor Solution」により、汎用Ethernet通信でも各種データのモニタリングやセンサー設定を可能にした。
新製品のセンサーヘッドとコントローラーを組み合わせれば、測定対象物の特性に応じた測定に対応できる。センサーヘッドのサンプリング周期は10μs〜2msで、高速化により高精度な測定を実現するという。
同社では、FA技術とIT技術を活用し、開発・生産・保守にわたるトータルコストを削減する「e-F@ctory」の導入を進めている。同社は、CC-Link IEフィールドネットワークBasicに対応する製品を拡張することで、e-F@ctoryの導入を促進し、ものづくりのIT化を図るとしている。
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