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インダストリー4.0を巡る国際標準化の動きはどうなっているのかインダストリー4.0/IoT協力(3)(4/4 ページ)

CPS/IoT展「CEATEC JAPAN 2016」で開催された「日独シンポジウム―インダストリー4.0/IoT協力」。同セミナーの様子を紹介する本連載だが、3回目は日独それぞれで大きな課題だとしている「国際標準化」の動向について紹介する。

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「デジュールかデファクトか」の議論

 国際標準化の取り組みでは、よく「デジュール(国際標準化組織による標準)か、デファクト(市場の要請などによる事実上の標準)か」の議論になることが多い。インダストリー4.0に関連する話では、最初から標準化を念頭に置き、国際標準組織への提案も積極的に取り組んでいるドイツおよびプラットフォーム インダストリー4.0はデジュール寄り、多くの仲間を集めているIICはデファクト寄りの取り組みだと見られている。

 ただ野口氏は「デジュールとデファクトの議論は起こりがちだが、最終的なデジタルエコシステムを構築していくためにはどちらにも取り組んでいくことが必要である。まずは世界の舞台で、デジュールとデファクトを構築しようとしているテーブルに逃さずにつくようにし、そのテーブルの上で日本の良さを訴えていくことが最も大事なことだと考えている」と述べている。

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インダストリー4.0に関連するデジュールとデファクトの動き(クリックで拡大)出典:RRI

(連載終了)

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