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政府主導のモノづくり革新は、日本の製造業に“ワクワク”をもたらすか(前編):デライトものづくり(3/3 ページ)
安倍政権が推し進める経済再生政策で重要な役割を担う「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」をご存じだろうか。「日本が勝てる領域において戦略的にイノベーションを創出する」という目的をもとに創出されたプログラムだ。現在10プログラムが進行中だが、その1つである「革新的設計生産技術」部門が、公開シンポジウムを開催した。
24の研究テーマと6つのクラスタで推進
SIP革新的設計生産技術プログラムでは、超上流デライト設計技術と革新的製造・生産技術をさらに細分化し、現在24の研究テーマで活動を進めている。これらを地域ごとに6つのクラスタとし、テーマごと・地域ごとに産官学で協力しながら取り組みを進めているところだ。「それぞれテーマごとの連携なども行っていく」(佐々木氏)。
2018年に革新的設計生産技術プログラム発の製品やサービスを
2014〜2018年度の5カ年計画で進められており、2014年10月に始動した。今後2015年度までをステップ1とし、プロトタイプの製作などを進めていく。2016年度からはテストユースや検証などに取り組み2017年度後半には実証フェーズに入る計画だ。2018年度中には事業化や実用化を行い、何らかの形に残る成果を示す狙いだ。
佐々木氏は「最終的に事業につながる形を示せなければ意味がないと考えている。2018年度には製品やサービスなどを実現する」と述べている。
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