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スズキの新型コンパクトカー「バレーノ」は“閃光”、ベースは「iK-2」:フランクフルトモーターショー2015
スズキは、「フランクフルトモーターショー2015」において、新型コンパクトカー「Baleno(バレーノ)」を世界初公開する。「ジュネーブモーターショー2015」に出展したコンセプトカー「iK-2」をベースとした量産車で、車両名のバレーノはイタリア語で“閃光”を意味する。
スズキは2015年8月7日、「フランクフルトモーターショー2015」(一般公開日:9月17〜27日)において、新型コンパクトカー「Baleno(バレーノ)」を世界初公開すると発表した。
バレーノは、2015年3月開催の「ジュネーブモーターショー2015」に出展したコンセプトカー「iK-2」をベースとした量産車である。車両名のバレーノは、イタリア語で“閃光”を意味する。「スタイリッシュなデザイン、広い室内空間、新技術を調和させた、スズキが考える理想のコンパクトカーだ」(同社)という。
バレーノのベースとなるiK-2の外形寸法は、全長4023×全幅1920×全高1450mm。全長が4000±200mm程度とされるBセグメントクラスに抑えられているものの、全幅はかなり幅広く、全高は低めである。この他、次世代軽量プラットフォームに加え、新開発の排気量1.0l(リットル)の直噴ターボガソリンエンジン「ブースタージェット」を採用している。
なお、バレーノという車名は、スズキが1997〜2002年に販売していた5ナンバー車「カルタス クレセント」を欧州市場で販売する際に使用していた。
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新型コンパクトカー「バレーノ」のイメージ映像(クリックで再生) 出典:スズキ
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