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小型車に託す、スズキ“次の百年の計”エコカー技術(1/4 ページ)

スズキは、2015〜2019年度の中期経営計画「SUZUKI NEXT 100」を策定した。四輪車事業の中核を成すのは、国内で好調な軽自動車と、欧州の車両サイズで言うA〜Cセグメントの小型車+SUVだ。

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 スズキは2015年6月30日、2015〜2019年度の中期経営計画「SUZUKI NEXT 100」を策定したと発表した。また、2008年以降、会長と社長を兼任してきた鈴木修氏が会長兼CEOになり、社長兼COO(最高執行責任者)に副社長の鈴木俊宏が就任するなどの新たな役員体制や組織改定も併せて発表した。

 同社は2020年に創立100周年を迎える。中期経営計画のSUZUKI NEXT 100は、さらに次の100年も成長し続けるために、「チームスズキ」でモノづくりの基盤整備と仕事の進め方の総点検をグローバルで行い、経営の土台を盤石なものとする5年間という位置付けになっている。

 同社が社是の一番目に掲げている「消費者(お客さま)の立場になって価値ある製品を作ろう」という原点に立ち戻って、事業基盤を強化することが中期経営計画の基本方針になる。

「SUZUKI NEXT 100」の基本方針中期経営計画の目標 (左)「SUZUKI NEXT 100」の基本方針。「チームスズキ」と「ものづくりの強化」の間を、社是の一番目に掲げる「お客さまの立場になって」が橋渡ししている。(右)中期経営計画の目標。2019年度の売上高目標は3兆7000億円である(クリックで拡大) 出典:スズキ

 2019年度の売上高目標は3兆7000億円。2015年度の売上高見込みが3兆1000億円なので、毎年平均で1500億円ずつ伸ばしていく計算だ。過去最高の売上高となった、リーマンショック前の2007年度の3兆5024億円は、2018年度にも上回る可能性がある。営業利益率も2015年度の6.1%から2019年度には7.0%に伸ばしたい考え。

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